21世紀祖国統一の里程標
 朝鮮民族にとって2000年6月15日は、自主統一運動史の新たなページを開いた歴史の日である。
  20世紀を締めくくる2000年の6月13日から15日まで、平壌で分断以来初めて北南首脳会合と最高位級会談が行われた。
  北と南の両首脳の会合と会談は、祖国統一のための民族の重大事だと見なした金正日総書記の勇断によって実現した。平壌会合と会談の輝かしい結実として6.15北南共同宣言が発表されたことは、民族史に特記すべき出来事であった。
  白頭山から漢拏山まで三千里国土が統一の熱気によって沸きかえったあの日の感激は、いまも全同胞と在日同胞の心の中で渦巻いている。
  「わが民族同士」の理念を基本として民族自主、祖国統一、民族和解、相互協力と交流、対話の5つに集約される6.15共同宣言には、祖国統一をどのような原則と方法によって、どのような過程を経て成し遂げるのかという諸般の問題がすべて明らかにされている。それゆえに全同胞から「民族共同の統一綱領」、「21世紀祖国統一の里程標」と呼ばれている。