| コリアニュース 148 (2007.1.30) | |
| 「法の名を借りた不当な権力の乱用」、朝鮮総聯滋賀県本部・李長根委員長が記者会見 | |
| 朝鮮総聯滋賀県本部・李長根委員長は30日午後、大阪府警察当局が滋賀朝鮮初級学校、総聯大津支部事務所、大津支部委員長と滋賀朝鮮初級学校教育会会長宅などを5時間に及んで強制捜索し、大津支部委員長を逮捕した(1月28日)したことと関連し記者会見を行い、談話を発表した。 李委員長は会見で、民族教育の現場にまで踏み込んだ大阪府警の暴挙を「前代未聞の政治弾圧」と厳しく非難、民族教育と在日同胞に対する常軌を逸した政治弾圧と人権侵害を即時中止することを強く求めた。 以下は談話の全文。 大阪府警察当局は1月28日(日)、「電磁的公正証書原本不実記録」などの容疑を口実に130人の警官を動員し、滋賀朝鮮初級学校、総聯大津支部事務所、そして大津支部委員長と滋賀朝鮮初級学校教育会会長宅などを5時間に及んで強制捜索し、大津支部委員長を逮捕した。 同胞商工人の営業用貨物車の登録上の名義問題を意図的に事件化し、多くの武装警官まで動員して、それとはまったく関係のない総聯大津支部や滋賀朝鮮初級学校に土足で踏み入った大阪府警の暴挙は、まさに法の名を借りた不当な権力の乱用であり、前代未聞の政治的弾圧である。 われわれは、大阪府警察当局のこのようなファッショ的暴挙を激しい民族的怒りをもって断固糾弾し、強く抗議する。 看過できないのは、今回、大阪府警の政治的弾圧が、在日同胞の生活と権利の擁護と朝・日友好親善の活動を行っている朝鮮総聯の支部、特に民族教育の場である滋賀朝鮮初級学校にまで及んだことである。 滋賀朝鮮初級学校は、日本の植民地支配のもとで強制的に連れてこられた在日同胞たちが、解放後、奪われた民族の言葉と文化を子孫に学ばせるため、心血を注いで築き守ってきた神聖な教育の場である。 にもかかわらず、大阪府警は、東京での全国民族教育研究会に参加するため教職員不在の学校を90名の武装警察で取り囲み、校長室や教員室、教育会長室にまで土足で押し入った。のみならず事件とはなんら関係のない生徒、学父母名簿などまで押収したことは、今回の捜索がいかなる意図をもって行われたかを明らかに示している。 歴史的経緯から見て日本政府当局は、在日朝鮮人の民族教育を保護し、助成する当然の道義的義務を負っているにもかかわらず、今回教育現場に対して弾圧を行ったことは、到底許すことのできない非道極まりない暴挙、民族教育に対する冒涜であり、著しい教育権の侵害である。 漆間警察庁長官が「北朝鮮への圧力を担うのが警察」だとか、「北朝鮮が困る事件の摘発に全力を挙げる」などと公言していることからも明らかのように、今回の強制捜索をふくむ一連の朝鮮総聯や在日朝鮮人への弾圧や人権侵害行為は、朝鮮総聯や民族学校のイメージを故意に傷つけ、朝鮮総聯と在日朝鮮人を政治的に迫害、抑圧することよって、朝鮮に対する制裁・圧力を強化しようとする日本政府当局の卑劣な政策的意図のもとに計画的に行われている。 ベルリンでの朝米直接会談を契機に、6者会談再開の機運が高まり、朝鮮半島の非核化をめぐる関係諸国の動きが対話と和解に向けて活発に動き出している最中、日本政府当局はあえてそれに逆行し、朝鮮総聯と在日朝鮮人への無謀な政治的弾圧と人権侵害をエスカレートさせている。これは国際的非難をまぬがれない愚かな行為であり、朝・日関係に大きな禍根を残すことになろう。 われわれは、日本政府当局が朝鮮総聯の組織と民族教育、在日同胞に対する常軌を逸した政治弾圧と人権侵害を即時中止することを強く求め、大阪府警察当局が今回の強制捜査の不当性を認め謝罪し、逮捕した朝鮮総聯大津支部委員長を即時釈放し、押収したすべての資料を即刻返還するよう断固要求する。 |
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