コリアニュース 151 (2007.2.19)
印刷
「在日朝鮮人に対する政治的弾圧は、わが国の主権に対する許しがたい侵害行為」、朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマンが声明発表
朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマンは19日、警察などによる朝鮮総聯施設に対する強制捜索など、政治弾圧がエスカレートしていることと関連し声明を発表、「わが国の合法的な海外公民団体である朝鮮総聨とわが民族の一員である在日朝鮮人に対する野蛮な政治的弾圧は、わが国の主権に対する許しがたい侵害行為であり前代未聞の反人倫的犯罪」であると厳しく非難した。

朝鮮外務省スポークスマンが声明の形で朝鮮総聯に対する弾圧を指弾したのは極めて異例。

朝鮮総聯に対する弾圧は、6者会談で合意した朝・日二者間の協議に大きな影響を及ぼすことになろう。


以下は朝鮮外務省スポークスマン声明の全文:

最近、朝鮮総聨と在日朝鮮人に対する日本当局の悪辣な弾圧騒動が極めて深刻な段階に至っている。

総聨組織に対する日本当局の弾圧行為は、昨年11月末、総聨東京都本部と祖国訪問事務所新潟出張所に対する強制捜索によっていっそう無謀になり、今年に入ってますます横暴になっている。

日本の公安当局は今年2月初めまでに、10数回にわたり、重武装した数百人の警官と装甲車まで動員して、総聨支部事務所や朝鮮学校を含む30数ヵ所の総聨関係施設と同胞宅を強制捜索し、同胞たちに暴行を加え手当たり次第に逮捕するという野蛮な暴挙を立てつづけに行った。

同時に、日本当局は御用報道手段を総動員し、総聨のイメージを傷つける様々な謀略報道を大々的に行い、日本社会に反共和国、反総聨の敵対意識を狂乱的に鼓吹している。

その結果、現在日本各地では関東大震災の時の朝鮮人狩りを彷彿させる殺伐とした恐怖の雰囲気が醸し出され、半世紀前、日本の反動たちが「朝連」(訳者注:在日本朝鮮人連盟1945.10.15〜1949.9.8)を強制解散させた時のようなファッショの嵐が再び吹き荒れている。

尊厳高きわが国の合法的な海外公民団体である朝鮮総聨とわが民族の一員である在日朝鮮人に対する野蛮な政治的弾圧は、わが国の主権に対する許しがたい侵害行為であり前代未聞の反人倫的犯罪である。

在日朝鮮人について言うならば、かつて徴兵、徴用、慰安婦などの様々な名目で強制的に日本につれてこられ、際限のない略奪と搾取、奴隷的苦役と屈辱を強いられた直接的被害者とその子孫たちであり、日本当局は当然、彼らを保護すべき歴史的、道義的責任を負っている。

特に戦犯者の子孫としてその責任当事者のひとりである安倍が、先祖代々朝鮮人に対して犯した罪業について誰よりも深く謝罪し当然の補償をする代わりに、自分が執権する間に総聨を無くしてしまおうという野心をもって、このすべての犯罪騒動の先頭に立っていることについて、われわれは特に注目せざるをえない。

安倍が「首相」の職分と面子も投げ捨て、常軌を逸した総聨弾圧策動の先頭に立っている目的は、みずからの近視眼的な対朝鮮強硬外交が失敗して、支持率が低下するのを挽回するために「強硬な内閣」を演出し、われわれからなんらかの「譲歩」を引き出そうとすることにあるが、そのような手法でみずからの政治的野心を満たそうとしても、それは愚かな夢想にすぎない。

わが軍隊と人民は、朝鮮総聨と在日朝鮮人に対する日本当局の憎むべき卑劣な弾圧騒動を絶対に見過ごさないであろうし、安倍一党は必ずやその対価を払うことになるであろう。(了)