コリアニュース 167 (2007.8.6)
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朝鮮外相、ASEAN地域フォーラム(ARF)で「朝鮮総聯に対する弾圧を続けるならば金融制裁より大きな政治的危機を招く」と安倍政権に警告
8月2日にフィリピンのマニラで開かれたASEAN地域フォーラム(ARF)で、朝鮮民主主義人民共和国の朴宜春(パク・ウィチュン)外相が演説を行ったが、8月5日発の朝鮮中央通信がその内容を明らかにした。その概要は以下の通り。

…ARFが地域内の唯一の政治対話フォーラムとしての使命を果たすためには、自主権尊重と内政不干渉、平和共存と武力使用禁止の根本原則を徹底的に遵守することが必須的である。

今日アジアに存在する主な不安定要素のひとつは日本である。日本は過去アジアを侵略し、多くの人々を虐殺し数十万の女性を性奴隷として拉致する特大型の反人倫的犯罪を犯した戦犯国家として当然、謝罪し償いをすることで前代未聞の過去の犯罪をきれいに清算すべき義務を負っている。

しかし、現日本当局は過去の犯罪を隠蔽し美化することにも飽き足らず、歴史の歪曲をもためらわず国際社会に挑戦している。これは日本の侵略を受けたアジア地域の国々に驚愕と警戒心を呼び起こしている。

とくに日本各地で狂乱的に行われている朝鮮総聯に対する弾圧は、日本のどの歴代政権もなしえなかったわが国に対する深刻な挑戦であり主権侵害行為である。

われわれは日本が今のように朝鮮総聯に対する弾圧を続けるならば、金融制裁より大きな政治的危機を招くであろうことを警告せざるを得ない。

朝鮮半島の非核化は、金日成主席の遺訓であり、対話と交渉で核問題を解決することは朝鮮政府の一貫した立場である。朝鮮半島の非核化は、本質的にわが国に対する米国の敵視政策の終焉と核による威嚇の除去と直結した問題である。2.13合意が履行されており、この合意を誠実に履行しようとするのがわが国の確固たる意思である。

朝鮮民主主義人民共和国政府は、今後とも自主、平和、親善の対外政策の理念にしたがって、朝鮮半島と地域の平和のためにASEAN諸国と含むARFのメンバーと緊密に協力し続ける。

朝鮮の外相がARF外相会議という権威ある国際会議で、日本に限ってこのような強い警告を発したことはきわめて異例である。

もはや安倍政権による朝鮮総聯や在日朝鮮人への政治弾圧と人権侵害が、朝・日二国間の外交問題にとどまらず、今後6者会談の進展や東北アジアの平和と安全保障をも脅かす深刻な国際問題になっていることを示している。

「強い鈍感力」をもつ安倍政権が、そのことに気づくことができるかどうか。ハテナである。