コリアニュース №388(2010.7.29)
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ロシア海軍専門家グループ、南朝鮮軍民合同調査団報告を否定
 南朝鮮のハンギョレ新聞が26日に独自入手したという、「天安」艦事件に関する南朝鮮軍民合同調査団報告についてのロシア海軍専門家グループの分析結果が、合同調査団報告のほとんどについて否定する結果を示していたことが27日明らかになった。

 ロシア専門家グループは、「天安」艦沈没は「接触によらない艦船外部の水中爆発によるもの見られる」という点においてのみ合同調査団と似た見解を示したが、「北朝鮮製魚雷の爆発による」という点については否定し、「南朝鮮軍の魚雷による爆発の可能性」まで示した。

 同検討結果の資料によると、専門家グループは5月30日から6月7日まで南朝鮮入りし、必要な資料を収集し、分析と実験を行った。

 専門家グループはまず、収集した資料に基づくと「天安」艦の爆発時刻が南朝鮮の公式発表とは一致しないと指摘する一方、(「天安」艦の)右側スクリューのプロペラすべて(5つ)と左側スクリューのプロペラ2つの損傷に言及し、それは沈没前に右側を海底にこすり網がプロペラと軸にからまったことによるものであり、それによって航海速度と機動性に制約を受けたと見られると推定した。網がからまる理由として、「『天安』艦が海岸付近の水深の浅い海域を航海」していた可能性を挙げ、水深の深い海域へと抜ける途中に船底が機雷のアンテナに触れ起爆装置が作動、爆発したものと推定した。

 専門家グループは、「(今回の惨事発生)地域には機雷による危険が存在し、これは朝鮮半島西海岸における停泊および航海が制限されているという事実によっても間接的に立証される」と指摘しているが、これは、南朝鮮政府が1970年代、朝鮮側のペンリョン島上陸作戦を防ぐ目的で朝鮮半島西海岸に大規模な爆雷を仕掛け、米国も相当数の機雷を仕掛けたとされている地域であるという点を踏まえたものと見られる。

 また、合同調査団は「北朝鮮製魚雷」であることを示す決定的証拠として挙げた「1番」と書かれた魚雷について肉眼検査で1~2ヵ月ほど海中に沈んでいたものだとしたが、今回専門家グループはこれについて肉眼検査で6ヵ月ほど海中に沈んでいたと見られ、また、その書き方も位置や表記法が標準的ではないとし、調査団の判断を真っ向から否定した。

 今回、南朝鮮政府に直接、専門家調査団を派遣し独自の分析を行ったロシアが、合同調査団の「科学的かつ客観的」な調査報告を否定しただけでなく、「自国(南朝鮮)の魚雷による『天安』艦沈没の可能性」を示したことで大きな波紋を広げるものと見られる。(了)