コリアニュース №393(2010.8.24)
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AP通信:ジミー・カーター元米大統領が平壌を訪問
 AP通信は8月23日午前(現地時間10時46分)、米政府高官の話を引用しながら、今年の1月25日に朝鮮に不法入国して逮捕された後、4月の裁判で8年の労働教化刑と7千万ウォンの罰金刑を言い渡されたアイジャローン・マリ・ゴメス氏の釈放のため、ジミー・カーター元米大統領が平壌を訪問すると報じた。

 カーター元大統領は、24日(現地時間)にも米国を出発し平壌で一泊して26日にゴメス氏を連れて帰国する予定だという。カーター元大統領の訪朝について、国務省高官は「私的で人道目的である」としながら、米国政府の官吏は随行しないことを明らかにした。しかしすでに8月9日~11日に米国務省は、領事担当官と医療陣4人を極秘裏に平壌に派遣してゴメス氏に面会させており、23日にはフィリップ・クローリー国務省副報道官が「われわれはゴメス氏の帰国を望んでおり、彼の釈放のため北朝鮮政府と対話を行っている」と述べていた。

 8月20日付の米政治外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は、複数の消息筋の話として、米国務省がゴメス氏の釈放のために高位級特使を派遣する準備をしているとしながら、米上院外交委員会のジョン・ケリー委員長やニューメキシコ州のビル・リチャードソン知事、カーター元大統領の名前がその候補として上がっていると報じていた。

 最終的にカーター元大統領が選ばれた背景には、昨年抑留された2人の米女性記者の釈放のためにビル・クリントン元大統領が訪朝したことや、カーター氏自身が独自のチャンネルを通じて7月に訪朝した民間人を介して訪朝の意志を打診したことなどがあると言う。

 カーター元大統領の今回の訪朝は、朝鮮半島の核問題をめぐって朝米両国が一触即発の危機に直面していた1994年6月に平壌を訪問し、金日成主席と会談して対話と和解への道を切り開いて以来16年ぶり2度目となるが、昨年8月クリントン元大統領の訪朝時と同様、金正日総書記がカーター元大統領に会う可能性は高い。

 8月16日~18日に中国の武大偉6者会談首席代表が平壌を訪問し、朝鮮側と「6者会談再開と朝鮮半島非核化実現などについて完全な見解の一致を見た」(朝鮮中央通信)ことは周知の事実であるが、この動きと相まって、今回の米元大統領の2度目の訪朝が「人道目的」とはいえ、朝鮮半島の緊張緩和と朝米対話に肯定的な影響を及ぼすのは間違いないであろう。(了)