コリアニュース №441(2011.8.1)
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朝鮮外務省スポークスマン、朝米ニューヨーク高官会談に言及
朝鮮中央通信によると朝鮮民主主義人民共和国スポークスマンは、米国のニューヨークで開かれた朝米高官会談について、同通信記者の質問に次のように答えた。 「米国政府の招待によってキム・ゲグァン外務省副相を団長とするわが国代表団がニューヨークで 7 月 28 日と 29 日にスティーブン・ボスワース米国対朝鮮政策特別代表を団長とする米国代表団と高官会談をおこなった。 会談では、朝米関係改善と朝鮮半島情勢の安定、 6 者会談再開に関する諸問題が真摯で建設的な雰囲気の中で深く論議された。 双方は、朝米関係を改善し交渉を通じて平和的な方法で朝鮮半島の非核化を推進することが各自の利益に合致することを認め、今後とも対話を続けることにした。 前提条件なしで 6 者会談を即時再開し、同時行動の原則で 9.19 共同声明( 2005 年 9 月の第四回 6 者会談で発表)全面的に履行しようとする朝鮮民主主義人民共和国の立場は一貫している。」
  今回の朝米高官会議では双方が忌憚のない率直な意見交換を行い、最終ゴール( 2005 年 9.19 共同声明の履行)とそれに至る基本方式(対話と関係改善を通じた平和的方法)については基本的な合意を見たようだ。 28 日の夜と 29 日の昼に会食するなど雰囲気もよかった。米国側は 29 日、ボスワース特別代表が「建設的で実務的な会談であった」とコメントし、米国務省も「対話を継続するのに十分な意義があった」と述べている。 今後、両国代表団は朝米両国を行き来しながら会談を続けることになろう。(了)

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