コリアニュース №456(2011.12.15)
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年内に第3次朝米高官会談開催か
朝鮮外務省は11月20日、「われわれの平和的核活動を非合法化し遅らせようとする試みは、断固とした決定的な対応措置を招く」と米国に最後通告したが、これを受けてオバマ政権が慌しく動き始めた。

朝鮮の李根外務省北米局長が13日から中国を訪問しているが、この日、米国の新任6カ国協議首席代表であるグリーン・デービース北朝鮮担当特別代表も、日本訪問を終えて北京に到着した。このため複数のメディアが2人の接触の可能性を示唆したが、朝米接触は「対北『栄養支援』に関する追加協議」のために14日に北京入りしたロバート・キング米国務省北朝鮮人権特使との間で行われるようだ。

米国務省のデービース北朝鮮担当特別代表は12日東京で、「核問題をめぐる朝鮮との高官級協議の開催は、時期尚早だ」と述べたが、聯合ニュースは15日、来週22日前後に第3次朝米会談が開催されるようだと伝えている。

同報道によると、ある外交消息筋が「食糧支援問題と非核化問題は分離されている」というのを前提にしながら「北京での食糧支援協議が順調に進む場合、若干の過程を経て第3次朝米対話に進むだろう」と述べたという。

米国務省ビクトリア・ヌランド報道官も14日、「今年の外交はまだ終わっていない」と年内の朝米会談開催の期待感を隠さなかった。

10月の朝米会談で「双方は、信頼醸成の見地から未解決の問題を討議、解決するための朝米接触と会談を続ける」こととしたが、年内に第3ラウンドの会談が行われるのか、目が離せない状況だ。(了)

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