コリアニュース №461(2012.3.1)
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朝鮮外務省スポークスマン 朝米第3ラウンド会談について言及
 朝鮮外務省スポークスマンは今月23日から24日まで、北京で行われた朝米第3ラウンド会談が行われたことと関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

(以下全文)

 朝鮮民主主義人民共和国と米国合衆国との第3ラウンド高官会談が、23日と24日に中国で行われた。

 会談には金桂寛朝鮮外務省第1外務次官を団長とする朝鮮代表団と、グリーン・デービース米国務省対朝鮮政策特別代表を団長とする米国代表団が参加した。

 2011年7月と10月に行われた2度の高官会談の続きである今回の会談では、朝米関係改善の為の信頼醸成措置と朝鮮半島の平和と安定保障、6者会談再開と関連した問題が真摯に深く議論された。

 朝米双方は9.19共同声明を履行する意志を再確認し、平和協定が締結されるまでは停戦協定が朝鮮半島の平和と安定の為の礎になると認めた。

 双方はまた、朝米関係を改善する努力の一環として、一連の信頼醸成措置を同時に行うことで合意した。

 米国は朝鮮をこれ以上敵視せず、自主権尊重と平等の精神にそって双方の関係を改善する準備ができていることを再度、確言した。

 米国は文化、教育、スポーツなどのあらゆる分野で人的交流を拡大する措置を講ずる意思を表明した。

 米国は朝鮮に24万トンの栄養食品を提供し、追加的な食料支援を実現するために努力し、双方はそのための行政実務的措置を即時に講ずることにした。

 米国は対朝鮮制裁が人民生活など民需分野をねらわないということを明らかにした。 6者会談が再開されれば、我々に対する制裁解除と軽水炉提供問題を優先的に論議することになるであろう。

 双方は、対話と協商の方法で朝鮮半島の平和と安定を保証し、朝米関係を改善し、非核化を実現することが双方の利益に合致することであると再確認し、会談を継続して行うことにした。

 我々は米国に要請にそって朝米高官会談の肯定的な雰囲気を維持するために、実りある会談が行われる間、核実験と長距離弾道ミサイルの発射、寧辺のウラニウム濃縮活動を臨時的に中止し、ウラニウム濃縮活動中止に対して国際原子力機構の監視を許容することにした。(了)

●「朝鮮中央通信社」  http://www.kcna.co.jp/


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