コリアニュース №475(2012.6.22)
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ニューヨークに第2の慰安婦記念碑を設置
 米ニュージャージー州パラセイズ・パーク市に建てられた、旧日本軍の「従軍慰安婦の碑」を巡り米国内で波紋が広がっている中、ニューヨーク近郊に二つ目の「慰安婦の碑」が建立された。 

オーマイ・ニュースによれば、今回の「慰安婦の碑」は米ニューヨーク近郊、ナッソー郡のアイゼンハワーパーク内に新たに建てられ、碑の管理や補修などはナッソー郡の責任の下で行われたばかりではなく、郡が勝手に単独で撤去を決められないとしている。碑文には、日本軍が「性的奴隷」にするため、20万人を超える少女らを強制動員したと明記。これらの犯罪は必ず認められるべきで、絶対に忘れられないとの強いメッセージを盛り込んでいる。 

さる、5月初旬には総領事や、自民党議員がパラセイズ・パーク市のロトゥンド市長を面会し、「軍が強制連行した事実はない。だから撤去しろ」と強く要請したが市長は受け入れなかった。この撤去要請に対する抗議の意味をこめて5月29日には米ニューヨーク・タイムズに「覚えていますか?」という題の全面意見広告が掲載された。広告の背景には、1970年代に西ドイツ(当時)のブラント首相がポーランド・ワルシャワのユダヤ人虐殺被害者慰霊碑前でひざまずいて謝罪している写真が掲載されている。広告は「心からの謝罪によって、ドイツは世界平和に大きく寄与するようになった」と説明した上で、「日本はドイツの行為から学ぶ必要がある」と指摘している。 

日本政府は第2の「慰安婦の碑」の設立にも猛反発しているが、現在、在米「韓国人団体」が全米22ヵ所に「慰安婦の碑」を建てる計画をすすめている。
ロシアが対朝鮮債権を放棄
 聨合ニュース20日、ロシアは旧ソ連時代に朝鮮に貸した110億ドル相当の債権を放棄し、残りの金額は返済を受けることで、北朝鮮と今月初めに合意したと伝えた。 

モスクワ消息筋は19日「先月31日から今月2日まで債務問題交渉のために平壌を訪問したセルゲイ・ストルチャク露財務次官が朝鮮側と債務問題の解決に合意」し「1日に関連協定に署名した」ことを明らかにした。また、「債務問題はこの間、ロ朝間の関係発展を遮る大きな障害だった」が「障害が除去されたことにより、より積極的な協力関係を進める可能性が大きい」と展望した。 

また同消息筋は「金正恩第1書記がロシアを訪問し、プーチン露大統領と会談するなど、破格的な動きに出る可能性がある」と観測した。

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