コリアニュース №519(2013.10.9)
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朝鮮国防委員会政策局スポークスマン、「他人を非難する前に自らを深刻に省みるべき」
朝鮮民主主義人民共和国国防委員会政策局スポークスマンは4日の声明で、「共和国の忍耐力と度 量によって、北南関係が収拾に向かい始め、緊張状態にあった情勢が緩和されはじめたときに、朴槿恵をはじめとする南朝鮮の現 統治者たちは、『対話ある対決』を提唱しながら不遜な言動や措置でせっかくつくられた和解・協力の雰囲気に冷や水をあびせ た」と非難し、「朴槿恵とその一党は、大勢の流れをよく見て、これ以上むやみに狂奔すべきでない」と警告した。

これに対し南朝鮮の統一部は、「国家元首を非難したことに対し、たいへん遺憾に思う」との立場 を表明、「これは初歩的な礼儀も守らない非理性的な仕打ち」であると非難した。

 これに関連し、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会政策局スポークスマンは8日、朝鮮中央通信 社記者の質問に、次のように回答した。

「われわれが今回発表した声明は、朴槿恵とその一党の反共和国対決騒動がこれ以上受け入れるこ とのできないところにまで達したことに対する、わが軍隊と人民の1次的な警告である。

朴槿恵一党はわれわれの声明をしっかり と受け止め深刻に省みながら、正していこうという気持ちから持つべきであった。

にも関わらず、あらゆる手段を使ってつまらな い弁明や口実を並べ、犯した罪を回避しごまかそうと画策し、さらに不遜に振る舞っている。

もし、朴槿恵一党が今までわれわれに対し、常識外れの言動をとらなかったならば、そして民族の 天倫を汚すような悪行を行わなかったならば、そもそもこのようなことは起きなかったはずだ。

われわれは、南朝鮮全域で行われている反共和国対決騒動を陰で動かしているのが朴槿恵だという ことを知っている。

国内だけでなく米国をはじめとする海外各地でも、われわれを誹謗し反共和国対決の先陣を切っている姿に、 われわれの憤りは絶頂に達している。

今回われわれが警鐘を鳴らすやいなや、朴槿恵一党は、北南関係が『相互尊重の精神』に基づかな ければならず、それを人間の礼儀と道徳に背く『非理性的な仕打ち』と罵倒したかと思えば、われわれに対し『品格ある言動』を するようにと要求してきた。

対北政策を扱っているという『安保関係首長』たちや保守メディアが、ありもしない事実を捏造し てわが最高元首をけなし、口を開けば『変化催促』、『核放棄』だのと発言することが、果たしてわれわれを尊重する言動なの か。

朴槿恵一党は、北南合意では相互誹謗中傷をせず尊重することになっていると、唯一正しいことを 言ったが、その合意通りに双方で信頼と和解を築くためには、相手をけなすことからやめなければならない。

朴槿恵一党が北南合 意の中にこのような条項があることを知っていたなら、なぜわれわれをこれほどまでに執拗で悪辣にけなすことができようか。

『国家元首名指し』問題がそんなにも深刻で受け入れ難いほどつらいならば、なぜ今までわが最高 元首と体制非難に固執してきたのかをまず省みるべきだ。

 われわれは、朴槿恵とその一党の今後の動きを見守っている。」(了)
●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

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