コリアニュース №558(2014.10.7)
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朝鮮外務省スポークスマン談話「米国の対朝鮮敵視政策に対処しすべての自衛的措置を無制限に講じる」ことを表明

 朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマンは10月4日、核と「人権」問題などを持ち出して反共和国策動に熱を上げている米国を批判する談話を発表した(以下全文)。

米国の対朝鮮敵視策動が日を追って全面的に露骨化している。

年初から膨大な侵略武力と殺人兵器を動員してわれわれに対する侵略戦争演習を続けてきた米国は、われわれの路線と政策、体制を全面否定しながら反共和国策動に熱をあげている。

それは、最近米国が核問題と「人権」問題をなどのあらゆる「問題」を持ち出してわれわれに対する誹謗中傷を繰り返していることに集中的に表われている。

9月 23日に米国務長官ケリーは、われわれの「人権」問題に言い掛かりをつけ追従勢力を集めて「高位級会議」を開きわれわれの体制を悪辣に誹謗し、米国務省・民主、人権、労働担当次官補なる者も、反共和国人権騒動の先頭に立っている人間のクズどもをけし掛けていくと公言した。

さらに、米国務省対朝鮮政策特別代表と東アジア・太平洋問題担当次官補も公式席上、われわれの核問題と「国際法違反」を云々しながら、われわれの経済建設と核武力建設の並進路線を愚弄し、核兵器を放棄してこそ安全と繁栄が実現するなどと力説した。

ここで再度明確にしておくが、われわれの核保有の決断は半世紀以上にわたる米国の敵視政策と核威嚇、圧殺戦略の必然的帰結である。

われわれの核武力は、醸し出された情勢に対処し国家の自主権と民族の尊厳を擁護するための有力な宝剣であり、平和と安全を維持し経済建設と人民生活向上に専念することを可能にする確固たる担保である。

われわれの並進路線は、米国とその追従勢力による無分別な核威嚇と侵略策動に対処して自衛的核抑止力をさらに強化し、それを土台に強盛国家建設で決定的勝利を成し遂げるための旗印である。

米国の敵視政策と核威嚇が根絶されない限り、絶対に放棄できないし億千万の金品とも交換することができないのが、まさに先軍朝鮮の核抑止力である。

また、わが革命の最高利益からして恒久的に堅持すべき戦略的路線戦略こそが、他でもない経済建設と核武力建設の並進路線である。

米国がわれわれの核抑止力と並進路線に言い掛かりをつけていることが、われわれを武装解除し吸収してしまおうとする下心の表れなら、人権騒動を狂乱的に起こしているのは、われわれのイメージに泥を塗り内部を瓦解させて体制転覆を成し遂げようとする極悪な敵視策動である。

国際テロと人権蹂躙の頭目であり、世界的な人権貧土として悪名高い米国が自分の鼻も拭けない分際で、あたかも「人権裁判官」にでもなったように振る舞うこと自体、理不尽極まりないことである。

米国の反共和国人権策動の本質は、今回の国連総会の期間に開いたわれわれの「人権」問題を論じる会議の場に、当事者であるわれわれが参加することを妨害したことにはっきりと表れた。

われわれは人民大衆の人権享受をさらに増進させるために国際協力を強化する用意はあるが、「人権」問題を体制転覆の圧力手段に利用しようとする企みは決して容認しないであろう。

米国が最後までわれわれの国家制度を崩壊させようと思っている以上、朝鮮半島の非核化論議は何の意味もなさなくなるであろう。

元々われわれは、米国がわれわれの自主権を尊重しわれわれに対する核威嚇をやめ平和的に共存する意思を明らかにしたので朝鮮半島非核化に合意したのである。

今のわれわれには、米国の対朝鮮敵視政策に対処し可能なすべての自衛的措置を無制限に講じていく必要だけが提起されている。

米国が病的な拒否感と体質的な敵意から、われわれの路線と政策、体制に言い掛かりをつけ騒動を起こすほど、みずからが選択した道にそって絶え間なく前進しようとするわれわれの信念と意志はさらに強固になるであろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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