コリアニュース №564(2014.10.30)
印刷
米・サイラー6者協議特使「北朝鮮の非核化は先決条件ではない」

米国務省のシドニー・サイラー6者協議特使が29日南朝鮮の「ハンギョレ」新聞とのインタビューで、6者協議再開の条件について「米国はいままで、協議再開にあたり非核化を不可欠の前提条件であると言ったことはない」とし「より真摯で信頼のもてる会談にするための条件を語る過程で誤解があったようだ」と明言した。

彼は「非核化の過程は核プログラムの中断から始まり、無能力化、解体、完全な放棄に至る一つの過程だ。

われわれはこうした過程を進めたい」として朝鮮との対話再開に強い意志を表明した。

また、サイラー氏は「行動対行動の原則で互いに信頼を積み重ね、これを通じて弾みをつけ互いに共通理解を持つことができる」としながら、「われわれは外交を通じてこの問題を解決しようとする堅い意志を持っており、この点が大変重要だ。

われわれの意志は固く、持続的な努力を通じて今後も引き続き前進させるために努力するだろう」と強調した。

米・NGO団体「朝鮮に140万ドル相当の医薬品を支援」

 アメリカのNGO団体であるアメリケアーズ (AmeriCares)は今月、朝鮮に140万ドル(約1億5‚000万円)相当の医薬品と衛生用品、医療用品などを支援したとボイス・オブ・アメリカ(VOA)が28日に報じた。

この支援物資は12月中旬までに朝鮮に到着する予定で、平壌など各病院と保健所などに提供される。

同団体のスポークスマンは 27日、「今年度最後の 支援物資を朝鮮に送り、現在運送中である。

毎年4回にわたって朝鮮に医薬品と医療用品、衛生用品などの支援をしているが、今回送った支援物資には抗生剤と痛み止め、心血管関連医薬品、衛生用品、医療用品、 手袋、スカーフ、毛布などが含まれている」としながら、「12月中旬には朝鮮に到着する予定であり、平壌と平安道、黄海北道内の病院と保健所など6ヶ所に送られる」と述べた。

アメリケアーズは去る3月と4月、6月にそれぞれ 37万ドルと180万ドル、80万ドル相当の医薬品と医療用品などを支援したことがあり、今回支援した140万ドル相当の医薬品まで合わせると、総額437万ドル相当(日本円で約4億7‚000万円)に達すると伝えた。

アメリケアーズは朝鮮戦争後、アメリカの民間団体として初めて1997年に航空便で 2千万ドル相当の支援物資を送り、今日まで朝鮮と友好関係を築いてきたと報じた。

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


是非アクセスしてご覧下さい