コリアニュース №570(2014.12.8)
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朝鮮国防委員会政策局スポークスマン、ハッキング事件との関連否定

朝鮮国防委員会政策局スポークスマンは、米国内で起こったハッキング事件と関連し、7日、朝鮮中央通信社の質問に答えた。

(以下要旨) 報道によると、米国の「ソニー・ピクチャーズ」という映画製作普及会社がハッキングを受け、米国が捜査機関を総動員し緊急捜査を行うと騒動を起こしている。

われわれは、「ソニー・ピクチャーズ」について多くを知らず、知る必要もないが、米行政府の対朝鮮敵視政策に便乗し、わが最高尊厳をそしり、テロを煽る不純な映画を作り放映しようとする映画製作普及会社がまさしく「ソニー・ピクチャーズ」であるということは知っており、非道な罪を犯した当事者が懲罰を受けるのは当然であるというのが、われわれの変わらぬ立場である。

われわれはすでに、人間の普遍的な権利と各国の自主権を踏みにじる侵略の元凶である米国とその追従勢力に対抗する正義の反米共闘を繰り広げることを世界に呼び掛けており、その呼びかけは、世界のあらゆる場所で反米、反帝闘争の熱風を巻き起こしている。

今回、米国の「ソニー・ピクチャーズ」に対するハッキング攻撃も、われわれのこの呼びかけを受けて立ち上がったわれわれの支持者たちによるものであろう。

結局「ソニー・ピクチャーズ」が被った被害は、自らの悪事に対する当然の罰であるとしか思えない。

そのため、この映画製作普及会社に打撃を与えた者たちが自らを「平和の守護者」であると公開しているのかもしれない。

しかし問題は、米国が働いた悪事について顧みもせずわれわれに捜査の照準を合わせ、南朝鮮が米国内で起こった事態をむやみにわれわれと関連づけ「北の仕業説」を広めていることだ。

北の最高尊厳を冒涜するテロ映画の予告編が紹介されたときから、われわれの強硬姿勢が取り上げられたので、「北の仕業」に違いないというが、米国に対する核の洗礼まで宣言したわれわれの報復がその程度であると思うのか。

北のハッキング能力が高いから「北の仕業」であると騒いでいるが、その高い能力をそのようなことに使うわれわれだと思うのか。

今回のハッキング攻撃で「ハングル文字」が見つかったから「北の仕業」だというなら、現れた文字のほとんどが英語であった状況で、誰よりも米国自身や英国の仕業と見るべきではないのか。

なおかつ「ハングル」は北と南はもちろん、世界各国に住むわが民族皆が使うのに、それが果たして「北の仕業」と断定する初歩的な根拠になるというのか。

さらに、今回のハッキングの手法が近年数回にわたり南朝鮮が受けたハッキングと同じ手法であるから「北の仕業」だというが、人々は南朝鮮が受けた被害が、南朝鮮当局による悪巧みか、われわれ以外の誰かが行ったことだと見ているということを知るべきである。

攻撃手段が同じであるからといって「北の仕業」だとする根拠自体が成り立たないのだ。

そして「北の仕業」ではないという明白な根拠がないことが「北の仕業」である「直接的根拠」であるというが、そのような呆れた根拠を信じる人が世界にどれ程いるか。

元来、米国と南朝鮮は自国で何らかの不祥事が起きれば無理矢理他国に言い掛かりをつける癖がある常習犯、前科者である。

南朝鮮だけを見ても、「『天安』号沈没事件」、「延坪島砲撃事件」、「無人機事件」など、自国内で事件が起こるたびに、われわれに言い掛かりをつけてきた。

今のように米国にむやみに胡麻をするならば、世界的規模で起こる反米聖戦によって恐ろしい懲罰を受けることになるということを肝に銘じるべきである。

米国もしっかりと知るべきである。

われわれには、「ソニー・ピクチャーズ」に対する攻撃を行った「平和の守護者」だけでなく、世界のいたる所に数億、数千万の支持者がいる。

彼らはこれからも米帝国主義に対する様々な形の聖戦を、様々な場所でさらに激しく繰り広げるだろう。

さらに大きな被害を被る前に、他国の最高尊厳を冒涜し、自主権を踏みにじり、極悪なテロを煽る「インタビュー」のような不純な映画をすぐに破棄する緊急措置をまず取るべきである。

不正義の行為が続けられる場合、それを踏みつぶすための正義の対応はさらに激しくなるだろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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