コリアニュース №579(2015.2.2)
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朝鮮外務省スポークスマン:「ソン・キムを平壌に招請したが米側が拒否」

朝鮮外務省のスポークスマンは、最近、米国が朝鮮との対話が実現されていない責任を朝鮮側に転嫁しようとしていることについて、1日朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

(以下全文) 去る1月30日、米国務省対朝鮮政策特別代表のキム・ソンが中国訪問時のインタビューで、米国は関与と非核化のための対話の扉をいつも開いているなどと、対話について云々した。

これは、朝鮮半島問題解決のための対話と交渉が開かれずにいる責任をわれわれに転嫁し、いわゆる「国際共助」を通じた制裁圧力の雰囲気を醸し出そうとする愚かな試みである。

周知のように、われわれは新年に入って朝鮮半島で戦争の危険を取り除き、緊張を緩和し、平和的環境をつくり出すため、大胆で伸縮性のある提案を提起し、その実現のための誠意ある努力を尽くした。

われわれは、米国が南朝鮮とその周辺で合同軍事演習を臨時的に中止する場合、米国が懸念する核実験も臨時的に中止する対応措置を取る用意があることを明らかにし、米国といつでも対座する準備ができているという立場も表明した。

ソン・キムが今回のアジア訪問中、われわれと会う意向を示したので平壌訪問の招請までした。

しかし、米国はそれには顔をそむけ、あたかもわれわれの不誠実な態度によって対話と接触ができないかのように世論を惑わし、われわれに責任を転嫁しようとしている。

ソン・キムが対話を云々しながらも、対話を始めるにはわれわれがまず非核化のための真摯な姿勢を示さなければならないという立場を繰り返し表明したが、これは相手を先に武装解除させようということであり、その本質は対話をしないということである。

米国が大統領までもわが国の制度を崩壊させると公言している時に、われわれとの対話の扉を開いていると言うことこそ言語道断であり、米国式破廉恥さと偽善の極致である。

われわれは、わが人民が選択した思想と制度を全面否定し、除去しようとする相手とは対座する必要を感じない。

米国が対朝鮮政策の転換を拒否し、われわれの「制度崩壊」を企む限り、われわれはそれに断固対処していくであろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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