コリアニュース №668(2016.8.29)
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朝鮮外務省スポークスマン:国連安保理の広報文採択は自主権と尊厳に対する乱暴な侵害であり、国際機構として公正性を完全に失っている。



 朝鮮外務省スポークスマンは28日、国連安保理がSLBM試験発射をはじめとする朝鮮の自衛的措置に対して広報文を発表したことに関連し声明を発表した。

(以下、全文) 米国とその追随勢力が国連安全保障理事会で、戦略潜水艦弾道ミサイル水中試験発射をはじめとする、我々の自衛的核抑止力強化措置に対して言いがかりをつける広報文を発表するという、厳重な敵対行為をまたもや行った。

 米国の主導の下に操作発表された、国連安全保障理事会の広報文というものは、米国の極悪無道な核戦争の脅威を正義の核の宝剣で根源的に終息させるという、我々の正々堂々たる自衛権の行使を問題視し妨げようという、敵対勢力の強盗さながらの産物であり、我々はこれを断固排撃する。

 米国が国連安全保障理事会を登用して繰り広げた今回の広報文採択は、わが共和国の自主権と尊厳に対する乱暴な侵害であり、朝鮮半島の平和と安定を害する無分別な挑発になる。

 米国は史上最大規模の核戦略資産と膨大な武力を朝鮮半島に引き寄せ、侵略的な合同軍事演習を繰り広げるばかりでなく、我々の最高尊厳に言いがかりをつけるという無礼な妄動によって、すでに我々に宣戦布告している状態である。

 米国はまたもや我々の思想と制度を目の上のたん瘤のように扱い、あらゆる口実でわが共和国を反対する、卑劣な人権謀略騒動と制裁圧迫策動に狂っている。

 国連安全保障理事会が朝鮮半島と地域の平和と安定に深刻な脅威を醸成している、侵略的な米国-南朝鮮合同軍事演習を問題視した我々の提訴に対しては無視しながら、米国の指揮棒に乗せられ、我々の自衛的な抑止力強化に言いがかりをつけることは、国際機構としての公正性を完全に喪失し、朝米間の先鋭な対決において、米国に便乗した不法無道な処置であると言わざるを得ない。

 米国とその追随勢力が我々の自衛的対応措置を、国連安全保障理事会「決議」違反だと言いがかりを付けているが、その「決議」がはたして国連憲章に符合する合法的な文書なのかということについては、国連事務局も答弁できていない。

 我々は米国の前代未聞の対朝鮮敵視政策と核による脅威に立ち向かい、いったん機会だけ醸成されれば、米国本土と太平洋作戦地域の侵略武力を、一挙に灰にすることができる実質的手段をすべて備えた。

 我々はすでに、米国が我々の戦略潜水艦弾道ミサイル水中試験発射に言いがかりを付けるような軽挙妄動は自滅の道を催促するだけであり、怒りに満ちた我々のせん滅的な打撃を避ける唯一の方法は、我々の尊厳と安全に手を出すのではなく、自重、自粛することだという事を警告した。

 米国が我々の厳粛な警告を無視し、わが共和国の尊厳と生存権を脅かす以上、我々は堂々たる軍事大国として、見せることができる全ての事変的な行動措置を、多段階に引き続き見せるだろう。

 これによって発生する、すべての結果については全的に米国とそれに追従した勢力が責任をとることになるだろう。

 暴政の核には正義の核で、侵略戦争には正義の祖国統一大戦で対応するという、わが軍と人民の意思を誰にもくじくことはできない。

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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