コリアニュース №684(2017.3.2)
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「北侵核戦争演習に超強硬措置で立ち向かう」 朝鮮人民軍総参謀部スポークスマン談話

朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンは米国と南朝鮮が3月1日から危険極まりない合同軍事演習を強行したここと関連し2日、以下のような談話を発表した。

(全文)  われわれの度重なる警告と内外の強力な抗議と糾弾にもかかわらず、米帝国主義と南朝鮮傀儡好戦狂たちは、ついに3月1日からわが共和国を狙った侵略的な合同軍事演習を強行する道に入った。

 歴代最大規模で行われる今回の戦争演習には、南朝鮮に駐屯する米侵略軍と海外から増強される米侵略軍兵力、南朝鮮傀儡軍、様々な追従国家兵力を含め、例年になく膨大な侵略武力が参加するという。

米侵略軍の原子力空母「ドナルド・レーガン」、「カール・ヴィンソン」打撃団と原子力潜水艦、核戦略爆撃機、ステルス戦闘機、イージス駆逐艦など、各種戦略資産も総投入されるという。

 既に朝鮮半島とその周辺に機動展開された米帝の数多くの殺人作戦集団と核打撃手段が、北侵攻撃のため出発陣地に機動を始めた。

 より深刻なことは、米帝と南朝鮮傀儡が「毎年恒例」で「防御的」な訓練だと騒ぎ立ててきた建前までも完全に捨て去り、今回の演習がわれわれに核先制打撃を加えることにあると露骨に騒ぎながら、それを実行すべくあがいていることである。

敵は今年、「キー・リゾルブ」、「フォール・イーグル」合同軍事演習で、われわれに対する先制打撃を狙った「4D作戦」をより具体化すると同時に、高高度ミサイル防衛システム「THAAD」配置を仮想した訓練まで実施すると堂々と公表した。

 このような火遊びは、米帝が昨年末から南朝鮮に600万トン以上の弾薬と装備を秘密裏に持ち込み、最近は南朝鮮を占領する米帝侵略軍の家族と米国の市民権を持った在留者たちを緊急退避させるための対策まで立てた状態で行われることにより、その危険性が一層高まっている。

 このような深刻な情勢に対処し、朝鮮人民軍総参謀部はわが革命武力の原則的立場を次のように明らかにする。

1.米帝と南朝鮮傀儡がわれわれの面前で危険千万な北侵核戦争演習を再び強行した以上、わが軍はすでに宣布したように超強硬対応措置で立ち向かう。

 われわれはすでに米国とその追従勢力の核威嚇と恐喝が続く限り、そして、われわれの門前で毎年恒例という頭巾を被った戦争演習騒動を止めない限り、核武力を中枢とする自衛的国防力と先制攻撃能力を強化しつづけるという立場を明確に表明した。

世界の前に公開したわれわれのこの立場は決して空言ではない。

2.米帝と南朝鮮傀儡がわが共和国の自主権が行使される領域でたった一つの火花でも飛ばすなら、即時に無慈悲な軍事的対応が開始されるだろう。

 北侵戦争演習の火種がわれわれの神聖な領土、領海、領空に一つでも落ちれば、わが軍隊と人民の積もり積もった怒りのこもった無慈悲な報復対応が伴うことなになるだろう。

わが革命武力は持つべきものは全て持っており、常に引き金を引いた状態にあるということ忘れてはならない。

3.米帝の対朝鮮敵視政策に同調し、身の程もわきまえずに今回の北侵戦争演習に加わった追従勢力もわが軍隊の打撃目標になるだろう。

 わが軍隊と人民が行っている反米対決戦は、侵略の元凶である強盗さながらの米帝はもちろん、それに追従するあらゆる野次馬たちも掃き捨てるための正義の聖戦である。

主人をおぶってわきまえずに暴れている手先の運命は、いつも悲惨だということを肝に銘じるべきである。

度重なる米帝と南朝鮮傀儡の北侵戦争演習騒動を打ち砕き、国家の平和と地域の安全を守るためのわが革命武力の超強硬対応は、どのような力を持ってしても防ぐことはできない。

わが軍隊の正義の核宝剣で、侵略者たちの核戦争騒動を無慈悲に踏みつぶすだろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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