コリアニュース №817(2019.10.11)
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朝鮮外務省スポークスマン「米国との信頼構築のために先に取った重大措置を再考する方向へとわれわれを催促している」

朝鮮外務省スポークスマンは10日、米国と国連安全保障理事会を非難する談話を発表した。

われわれの警告にもかかわらず8日、米国にそそのかされた英国、フランス、ドイツなどEU6カ国が国連安保理非公開会議を開き、われわれの自衛的措置を巡り「糾弾」声明を発表した。

公正性と公平性を標榜する国連安全保障理事会が、最近行われた米国の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の試験発射については一言も言わず、われわれの自衛権に属する正当な措置だけを問題視するのはわれわれに対する重大な挑発である。

特に、朝米実務協商を哀願し、手ぶらで来て交渉を決裂させても、会談の結果が肯定的だったと戯言を言っている米国が、裏では追随国家をそそのかし、われわれを糾弾する声明を発表させたことについて、われわれはその意図が何なのか深く考えている。

国際社会が認めているように、米国の今回の大陸間弾道ミサイル試射が、われわれを圧迫する目的で行われたことが明白な実情であり、われわれも同じ水準で対応できるが、まだそこまで対応行動が不必要か、時期尚早という判断の下、自制しているだけである。

しかし、われわれの忍耐心にも限界があり、われわれがこれまで自制してきたすべてのことが、無限に続くことはない。

われわれが強く警告したにもかかわらず、国連安全保障理事会が正しい物差しや基準もなく、何者かの利害関係によってわれわれの自衛権に属する問題を不当にテーブルの上にのせる現実は、米国との信頼構築のために先に取った重大措置を再考する方向へとわれわれを催促している。

(了)

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