コリアニュース №858(2021.3.16)
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金与正副部長:「3年前の春の日が戻ってくるのは難しいであろう!」

朝鮮労働党中央委員会の金与正副部長は3月15日、米国と南朝鮮が合同軍事演習を強行したことと関連し、次のような談話を発表した。

(以下全文) 長い間、深まる苦悩の中でやきもきしたという南朝鮮当局が、8日からわが朝鮮を狙った侵略的な戦争演習を強行する道に入ったという報に接した。

われわれの正々堂々たる要求と全同胞の一貫した抗議・糾弾にもかかわらず、もたらされる悪い結果に対処する自信があってか、あえて重大な挑戦状を大胆にも大きく差し出した。

わが党中央はすでに、南朝鮮当局の態度如何によって3年前の春の日のような平和と繁栄の新たな出発点に戻ることもありうるという立場を宣明した。

これが、毎年3月と8月になれば復活する南側のヒステリックな戦争演習狂気を念頭においたものであり、北南関係のラストチャンスになりうるという意味深長な警告であったことを知らない人はいないだろう。

無駄口をたたくのに長けている南朝鮮の当局者らが、いつもの口癖のように今回の演習の性格が「定例的」で「防御的」であり、実際の機動もなく規模と内容を大幅「縮小」したコンピューター・シミュレーション方式の指揮所訓練であると宣伝し、われわれの「柔軟な判断」と「理解」を願っているようだが、実に幼稚で鉄面皮なばかげた言動と言わざるを得ない。

生まれつきのバカと言うべきか、または、つねに右顧左べんしながら生きてきたので判別能力さえ完全に喪失したどもりになってしまったのではないかと、とにかく見直してみる。

われわれは今まで、同族を狙った合同軍事演習自体に反対したのであって、演習の規模や形式について論じたことはたった一度もない。

それが裏部屋で密かに行われようと、悪性伝染病のためにみすぼらしくも演習の規模が縮まってそれに50人が参加しようと、100人が参加しようと、そしてその形式があれこれと変異しようと、同族を狙った侵略戦争演習であるという本質と性格は変わらないからだ。

狂犬を従順な羊と見なしてくれということ変わらない詭弁に騙される相手ではないということをまだそんなにも分からないのだろうか。

正直に言って、政治難、経済難、大流行する伝染病難に苦しむ状況下で、してもしなくてもいい戦争演習劇に執着してまで、同族に対する敵対行為にねちねちと命運をかける南朝鮮当局の境遇が哀れでならない。

われわれに対する異常な敵対感と不信から出発した被害妄想症が極に達したようだ。

演習中断を約束してからも、われわれの目を避けて2018年には110余回、2019年には190余回、2020年には170余回の大小の戦争演習を泥棒猫のように行ったことについてもわれわれは知って久しく、時が来ればひとつ残らず計算しようとしていた。

表裏があるように、このように北侵戦争演習に熱を上げ続ければ、北南関係が今後、どうなるかについて南朝鮮当局は誰よりもよく知っているはずだ。

それについて、われわれは再三強調し忍耐心を発揮して十分な機会も与えた。

にもかかわらず、南朝鮮当局はまたもや全民族が見守る前で「暖かい3月」ではなく、「戦争の3月」、「危機の3月」を選択した。

3月の春の季節にみんなが期待する暖かい薫風ではなく、荒涼とした冷風を引き寄せようと決心した。

南朝鮮当局は、自らも願わない「レッドライン」を越える間抜けな選択をしたということを感じるべきだ。

病的に体質化した南朝鮮当局の同族対決意識と敵対行為が今や、治療不能状態に達し、そのような相手と対座してあれこれ言うこともないというのが、われわれが再び確証を得た結論である。

戦争演習と対話、敵対と協力は、絶対に両立しえない。

われわれは、南朝鮮当局が対話を否定する敵対行為に頑として執着し、執拗な戦争演習で信頼の基礎をことごとく破壊している現在の情勢で、これ以上存在する理由がなくなった対南対話機構である祖国平和統一委員会を整理する問題を日程に上げざるを得なくなった。

そして、われわれに敵対する南朝鮮当局とは今後、いかなる協力や交流も不要であるため、金剛山国際観光局をはじめとする関連機構もなくす問題を検討している。

これらの重大措置はすでに、わが最高首脳部に報告された状態にある。

われわれは今後、南朝鮮当局の態度と行動を注視するであろうし、あえてさらに挑発的に出てくるなら、北南軍事分野の合意書もきっぱりと破棄する特別な対策まで予見している。

行動には、いつも結果が伴うものだ。

明白なことは、今回の重大な挑戦によって任期の末期に入った南朝鮮当局の前途が非常に苦しく、平坦でないということだ。

歴史的なわが第8回党大会ではっきりと宣明されたように、代価は努力しただけ、支払っただけ、受け取るようになっている。

この機会に、われわれは大洋の向こうでわれわれの地に火薬の臭いを漂わせようとやっきになっている米国の新しい行政府にも、ひとこと言忠告する。

今後4年間、足を伸ばして寝るのが望みなら、最初からみっともなく寝そびれるような仕事をつくらない方がいいだろう。

南朝鮮当局が今後、主人の指示通りに何をどうしようと、願ってやまない3年前の暖かい春の日が再び戻ってくるのは難しいであろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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